≫≫6
≪ ≫ |
一存における失態 愛玩すべき存在、崇拝すべき対象 体温と共に上昇 人海戦術の心得 (※人海=非常に人が多いこと) きみの心臓を握り締めて 夜色のオムニバス 遣らずの雨、再来 あなたの襟足が恋しい 潜在的な何かを手繰るように、 闇の窪み 鼓動は命の声 不治の病の処方箋 浮浪児のホームシック 幾千の光を飲み込んだ 悪魔の謝肉祭 体温の口移し デザイン重視の人生観 罵倒は後方から 余韻の密集地 嵐の乱闘 襲来サイクロン(それは僕の心を掻き乱す) 放り投げられたその望み 歩んできたのも何かの縁 老いた景色 勘繰るのは三日置き 抱きすくめる肩 木の葉をちりばめ 先駆け前線、春の匂い 彼女は硝子のような脆さ 肺に溜まる蟲毒 晩夏の風一筋 見つめていたのは誰の目か 幸福な波紋 息が絶える間隙 凍りつく眼差しに僕は虜 痛感の傷跡 虚ろな距離 不可能の方程式 くらくらとする原因は 蝋で塗りたくられた記憶 喪失感の坩堝 私はゼロに還る 改造メンテナンス 陳腐な狂想 困惑した答えに嘲笑を 腐敗していく問答 怠惰は貪るためにあるのだろう! おりのなかはつめたい 心の嬌声 シビアな路肩 |