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≫≫001-050 嫌いになろうとして、できなかった。初めから出来もしないくせに。 くすぶるようなこの愛が届くのであれば、それでいいよ 動かすことで何かが変わるというの? やたら分かりやすくされても困るんだけれど アナタの震えているその様が、いつになく、愉快で ナイフでつけた傷が愛しくて、精一杯の口付けをその指に交わした 心が癒えるその日まで空気に漂うのも悪くない 嗚呼、これがあなたの罪なのですね そう言ってはいないのだけど、きっと君は信じないのだろう 例え醜悪なこの行為、とどめるつもりは毛頭ないんだ 責め続けて欲しいのにどうしてこんなに優しいの 全智を得ようとするその愚かしさに気づきなさい あなたの業を私に背負わせてよ。 今度は、私の番よ。雄雄しく君はそう叫んだね 蔑まれるより、この体温に抱かれるほどに苦しい 痛みなど既に麻痺しているよ。心すら壊死しているくらいだ。 単純なこの奇跡が狂おしいくらいにいとおしいよ 今はおぼつかない足取りで、それでも確かに歩いている ずっと痛みを我慢していたのはあなたを思っていたから 胸のうちから溢れた物語りを語ってあげる(だから、静かに聞いていてね) 潰えてしまうその時まで、どこまでもついてゆくよ 無垢なベールに包まれたまま、どうか幸せな夢を、永遠に 理解する事ができたなら初めから苦労なんてしないんだよ! 力の限り振り上げた手のひらが痛い。悲しいんだよ それほど有効な手段はないだろう。 時間ってこんなにも進むのが遅かったっけ なんでわたしはここにいるの だれかだれか おしえてください 肌と肌を重ね合わせたとき、どうしようもなくこそばゆかった 病のごとく蔓延していくその感触に僕は溺れきってしまったのだ 一番最初に言う言葉はすでに決めてあったんだよ ねえ、ヒカリが遠くに散らばってしまうよ(かき集めてきてよ!) 幾度となく繰り返されたその言葉に、飽きない自分に飽きている 耳をもいで、口を塞いで、両目を潰して、何一つ遺さず消えて逝け 透明なグラデーションはまさに鮮やかで。まるで、あなたのようで。 自身の不明瞭さに引けをとったことはないさ ぼくがもし君のものになれるのなら刺し違えてでも連れ出してあげるよ ペンキで塗りたくられたこの道を跨って生きていく 空っぽの屍は花の栄養にすらならないよ 君には木漏れ日のようなオヤスミを、僕には柔らかなサヨナラをちょうだい 独りの夜は長いのだから、寄り添わせて むしろ君らを観察している方がよっぽど愉快だよ このちっぽけな心を少しずつかき集めれば、いつか幸せをあげられるのだと信じてた 適度な距離を置いてくれる空間は居心地が良すぎて苦しかったんだ 浅知恵を捻り殺すのは容易いものだと知る しな垂れるようにかかるその腕 意味が分からずただ頷いてはいるけれど 岐路に辿り着くまでに浴びた血潮 薄暗い平野に詰まっているのは忘れたい記憶と温度なのよ 凍り始めた雫は指先から緩やかに降下していく とじこもった世界は、優しく不変で、白々しい。 |